スーパーファミコン
ファミコンの空前ヒットを受け、任天堂が2代目の家庭用ゲーム機として送り出したのがスーパーファミコンです。ファミコンと並んで、日本のゲーム史上に燦然とその名を残すスーパーファミコンですが、その圧倒的シェアとは裏腹に、いくつもの闇の部分を持っていました。スーパーファミコンの実績など今更語るまでもなく十分承知だと思われるので、今回はスーパーファミコンが新たに挑戦した部分について迫ってみましょう。
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スーパーファミコンの圧倒的シェア
スーパーファミコンは、1990年11月に発売されました。まだ市場ではファミコンが現役稼動しており、ソフトの売れ行きも決して悪いものではありませんでしたが、スーパーファミコンの発売前に、NECからPCエンジンが、セガからメガドライブがそれぞれ発売され、時代は新機種に移りつつありました。そんな中、満を持して登場したのがスーパーファミコンです。PCエンジンやメガドライブに遅れた発売でしたが、ファミコンブランドというのは絶大で、たちまち市場を席巻し、圧倒的シェアを奪うことに成功します。以後、スーパーファミコンの製作が終わるまでに、日本国内だけで約1700万台が販売されました。
スーパーファミコンの挑戦
スーパーファミコンは、一人勝ちして余裕があったこともあり、いくつか実験的な試みを行っています。
スーパーファミコンサテラビューシステム
スーパーファミコンを使って、衛星通信を利用しようという目的で販売されたものです。当時としてはかなり画期的な試みでしたが、
・サテラビュー本体の値段が高い
・衛星放送のサービスが充実していない
・衛星放送受信機(BSアンテナやBSチューナー)がないと使えない
などの理由から、ほとんど普及せずに終わりました。しかしながら、ゲームなどのデータを通信回線を使ってダウンロードするなど、今では当たり前のように行われている機能を充実させていたことは注目すべきところです。
パワーメモリー
1996年にNINENDO64が発売されましたが、その販売に苦戦していた任天堂は、スーパーファミコンをもう一度盛り上げようと、書き換えカートリッジROMを販売します。これがパワーメモリーです。任天堂はローソンと提携し、そこに書き換え機を設置、専用の書き換え可能なROMを使うことによってスーパーファミコンのゲームを提供します。実は、やっていることはファミコンのディスクシステムと同じなのですが、ディスクシステムが書き換え機の置いてあるおもちゃ屋などに行かなければならなかったのに対し、街中いたるところ(?)に存在しているコンビニで気軽に書き換えできるようにしたのが新しいところです。値段もゲームカートリッジを購入するよりは安価で書き換えできるため一定の需要がありました。しかし、時代の流れとともに需要が減り、今現在ではコンビニ店頭での書き換えサービスは終了しています。書き換え自体は行われており、任天堂にROMと代金を送れば書き換えしてくれるようです。ただ、パワーメモリー自体の生産はすでに終了していますので、入手は困難です。
スーパーファミコンの名作
スーパーファミコンでは、全部で1389タイトルのソフトが販売されています。これはファミコンの1249タイトルよりも多いです。これだけのタイトル数があると、いいものから悪いものまで混じっており、スーパーファミコンをよく知るものであればともかく、これからスーパーファミコンをやってみようと思っている人からすればどれをやればいいのかが全くわかりません。結果、ドラクエやFFなどの有名タイトルに落ち着いてしまうでしょう。そのような有名タイトルをわざわざ取り上げても仕方がないので、ここではマイナーでありながらも名作に分類できると個人的に考えるソフトをいくつか紹介しましょう。
ヘラクレスの栄光3 神々の沈黙
今はなきデータイースト(通称デコ)が販売していた、ドラクエをぱくったようなRPGです。システム的に真新しいところはほとんどありませんが、このゲームの秀逸なところはそのストーリーにあります。シリーズのファンの間では、この3が最高傑作だとまで言われています。3というからには1も2も4もありますが、1・2はファミコンで販売されています。4はスーパーファミコンで発売されていますが、4は一風変わったシステムを使用しているので、ゲーム的に凝ったものを遊びたい人は4の方がいいかもしれません。
カオスシード〜風水回廊記〜
スーパーファミコンの晩年に発売された、アクションシミュレーションRPGです。基本的にはダンジョンを掘っていくゲームなのですが、説明書を読んだだけでは何をしていいのかがさっぱりわからないという典型的な「一見さんお断り」ゲームです。しかし、そのとっつきにくさとは裏腹に、非常に奥が深いゲームとして知られており、プレイヤーからの評価も非常に高いです。後にセガサターンに移植されますが、スーパーファミコン版もセガサターン版も共に販売本数が評価に反比例して少なく、希少価値の高い一本となっています。プレイする機会があったら、是非とも抑えてもらいたい一品です。
マーヴェラス〜もう一つの宝島〜
任天堂が制作した、アクションアドベンチャーゲームです。数あるスーパーファミコンソフトの中で、非常に丁寧に作られているのが特徴です。また、任天堂のソフトらしく、難易度も手ごろで、とっつきやすく、それでいて中々奥が深いというゲームのツボを抑えたつくりになっています。知名度は低いですが、プレイして損のないソフトだと思います。
他にもエストポリス伝記とか、海原川背とか、マイナーで癖があるけれども名作と呼ぶにふさわしいソフトがまだまだ無数に存在しています。何せ1400近くあるのですから、その中にはまだあまり知られていない名作が潜んでいるかもしれません。そういった隠れた名作を探してみるのもスーパーファミコンの楽しみ方の一つです。今なら、まだスーパーファミコンのソフトは入手可能です。私の家でも未だに現役で動いてます。今までスーパーファミコンをやったことある人もそうでない人も、スーパーファミコンでの新たな楽しみを探してみてはどうでしょうか。
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