キーレスエントリー
現在販売されている自動車のほとんどの車種に取付けられているキーレスエントリーシステム。自動車の鍵穴にキーを挿すことなく開錠、施錠が出来て大変便利です。この便利なキーレスエントリーシステムですが、仕組みや構造、トラブルの対処法また、現在キーレスエントリーが取付けられていない車へ取付ける方法など紹介します。
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便利なキーレスエントリーシステム
キーレスエントリーの操作はいたってシンプルで、リモコンの施錠スイッチ開錠スイッチを押すと自動車の鍵が作動する仕組みになっています。自動車側の鍵の作動は、ランプの点滅やホーンの音で確認できます。最近ではリモコン操作しなくても自動車に近づくだけで開錠し、自動車から離れると施錠してくれるものもあります。またセキュリティーシステムを内蔵しているものもあり、高機能化が進んでいます。トヨタでは腕時計型のリモコンもあります。
キーレスエントリーの仕組みと構造
キーレスエントリーシステムは、車側に取付けられている受信装置と、キー側のリモコンに取付けられている発信装置からなっています。送受信には電波や赤外線が使われていますが、ほとんどのキーレスエントリーは電波方式になっていて、電波の周波数も決まっています。
キーレスエントリー・電波の送受信
キーレスエントリーに使われる電波は、日本やアメリカでは315MHzで、ヨーロッパでは433.92MHzか868MHzです。リモコンのスイッチを押すとリモコン内の発信機から電波が送信され、自動車側の受信機が電波を受信すると開錠システムが作動します。
キーレスエントリー・鍵の仕組み
キーレスエントリーシステムでは、リモコンの発信機、自動車側の受信機どちらにもマイコンが組み込まれ、128bit程度の暗号電波を送受信しています。両方の暗号電波が一致しないと開錠や施錠はできません。
キーレスエントリーの電源
キーレスエントリーは電波を使うため、電源を必要とします。リモコン側の電源はほとんどがボタン電池を採用していて、5年程度使用できます。自動車側の電源は自動車のバッテリーから取っているので、バッテリーが充分に充電されていれば心配ありません。
キーレスエントリーのよくあるトラブル
リモコンが作動しない場合
リモコンが作動しない原因のほとんどは電池切れです。ボタン電池を交換すれば直ります。自分で交換しても、そう難しい作業ではありませんが、ディーラーさんにお願いするのが一番安全です。電池を交換しても直らない場合はスイッチまたはその他の部品が故障している可能性が高いので、修理では直らないケースが多いようです。自分で治すのはほとんど無理なのでディーラーさんにお願いして交換してもらいます。
リモコンを水に濡らしてしまった
リモコンを洗濯したり、水溜りに落としてしまった場合は、やはりディーラーさんに見てもらうのが良いでしょう。電池を取り出しよく乾燥すると直ることもありますが、よほど運が良くなければまず直る期待は出来ません。携帯電話と同じだと思ってください。
電池を交換してもキーレスエントリーが作動しない
車種にもよりますが、リモコンスイッチの長押しでシステムがリセットされる車種もあるようです。まずは取扱説明書をよく読んで、それでも分からない場合はディーラーさんにお願いすると良いでしょう。
キーレスエントリーの取付け
基本的には専門の業者さんやディーラーさんで取付けてもらうのが最も安全ですが、車好きな方はDIYでチャレンジしたいものです。そこで簡単に手順を説明します。ここでは集中ドアロックシステムのついていない車に取付けます。
キーレスエントリーシステムを準備する
キーレスエントリーシステムにも色々ありますから、自分に必要なものを探します。安いものですとアクチュエーター(施錠動作を機械的にしてくれる動力源)込みで7000円くらいからあります。
ドアの内張りをはずす
ドアの内張りをはずすためドアノブや取っ手をはずします。ネジにはキャップがしてあるのでキャップをはずしてからネジをはずします。次は内張りです、内張り外周は、はめ込み式になっているので専用工具ではずすと良いでしょう。内張りの下には更にビニールが貼ってあるので、破れないように丁寧にはがします。ここの作業が出来ない方は自分で取付けるのは諦めて、ショップやディーラーにお願いしたほうが良いです。
アクチュエーターの取り付け
アクチュエーターとキー開錠用のロッドを取付けます。アクチュエーターは内張りより出っ張らないように、取付ける位置に気をつけます。ロッドはアクチュエーターを仮止めし、長さや場合によっては曲げ加工をし、仮組してみます。問題無いようでしたら、アクチュエーターをネジで固定してロッドも固定します。取り付けが終わったら動作確認してみます。
配線と現状復帰
最も難関なのが配線です。車種によって配線のとり回しが違うので、皆さんの創意工夫が必要です。まず配線を通すためのチューブを取付けてから作業すると、ちょっとは楽にできるでしょう。グローブボックスやAピラーの内張りをはずす必要があるかもしれません。心して取り掛かってください。また、せっかく取付けたアクチュエーターも配線を間違えたり、配線のとり回しが悪いことで使い物にならなくしてしまう可能性があります。充分な準備と計画を立てて作業しましょう。配線が終わったらはがしたビニールや、内張りを元に戻して終わりです。あくまでも自己責任で行ってください。
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